大量絶滅

古生代から現在までの約6億年の生命の歴史の中で、5回の大量絶滅が起きています。
そのうちのひとつ、恐竜たちの絶滅の1コ前、三畳紀後期の大絶滅について、
堆積学・古生物学が専門の尾上哲治先生のセミナーを聴きに、福井恐竜博物館に行ってきました。

この絶滅は、火山活動との関連が有力視されている一方で、カナダのマニクアガン・クレーターを作り出した隕石衝突が原因だとする説もあるそうです。
その証拠が、岐阜県坂祝町の木曽川河床にあるというのです。
大発見です!

ここで発見されたP/T境界線には、地殻にはほとんど存在しない白金族元素がたくさん含まれていて、この境界線が形成された年代がカナダの隕石衝突の時期(2億1500万年前)と一致するそうです。
遠いカナダ(現在の)に落ちた隕石によるスフェルールが、当時海の底だった日本に降り積もり、地殻変動に伴って木曽川河床に現れたのです。
ゾクゾクします。

よく通る場所なので、近いうちに見に行ってきます。
21号線から下りられるそうです。
境界線位置 35°25’19”39  N     136°58’26”63  E

140428_1のコピー


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